今回はとある社員さんから、私物の古いWindows7PCでExcelが開けなくなったとのレスキューコールでした。 アプリの管理データでも壊れたのかと思いOfficeディスクを入れて修復しようとしたところ、なんと強制終了し、Windowsが起動しなくなりました。
BIOS画面でいろいろ試して見ても、どうやらハード的な故障のようです。
そのパソコン自体はもう使わないからとのことで、せめてデータだけ抜き出せないか試すことにしました。
SATA-USB変換アダプタを使用
「もしものときのために」ということばが大好きな筆者は、なぜか↓このようなものを持っていました。Windowsが起動しなくても、とりあえず外部ディスクとして認識できれば問題なしと思ったものの、ディスク内パーティションが二つあるうち、Windowsインストール側だけがなぜか読み込めない。
「パラメータが間違っています」などと素人を煙に巻くような物言いで、有償のパソコントラブル解決屋さんのビジネスに貢献しようとしてくる。
chkdskは時間の無駄に終わる
ディスクの認識ができなくなった場合についていろいろなブログを見ると、口を揃えてみな「chkdskしなさい」とおっしゃる。
しかし今回の場合、片側のパーティションの構造が認識されないわけで、chkdskをかけてみたものの、フォーマット形式(NTFS)やパーティションのラベル(Windows)が読めましたというくらいで、どうやら全てのブロックが読み込み不可。
会社で朝からchkdskを走らせて、定時過ぎても終わらない。
途中でやめるのも危険な気がするが、別に修復作業中などではなくブロック自体読めないわけなので、男らしく「ぬんっ」と強引に線を外して終了。
定時過ぎたし、とりあえず家路につく。
そこで登場!MacBook Pro
Windowで認識できないなら、Macとて結果は変わら・・・
いや、前にもあったのだよ。
Windowsに認識できぬ外部デバイスをMacなら認識できたということが。
理屈がわからないので、接触の問題による偶然だとかそんなことも考えるものの、あやうくもう10時間、chkdskが終わるのを待つところだった。
しかし、Win.君のあの慌て具合はいったいなんだったのか。
いやこれだから、「もしものときのために」WindowsとMac両刀使いになっておいてよかった。